あったら便利なモノは、なくても困らないモノ
これはミニマリストを志したときに、私が肝に銘じた言葉だ。
モノを手放すか悩んだとき毎回この言葉を思い出して、「自分にとって必要か?」とは別に「あれば便利か?」まで掘り下げるようにしている。
掘り下げたときに、「これはあったら便利だけど、なくても別に困らない」という事に気付くことが9割だ。
実際にモノを大量に手放した時に気付いたのが、持ちモノの90%は「あったら便利なモノ」なのである。
代表例
いくつか代表例を書いておこう。
ブランドショップ袋
ショッパーを集めている人は多いのではないだろうか?
あれは正に「あったら便利なモノ」だ。
確かに友人にお土産などを渡したりするときに便利さを発揮する。
だが考えてほしい「1年で何回渡しますか?」
年間に何十回も使用しているならまだしも、2~3回程度ならそんな何十枚もストックする必要があるのかと。
道端で配っていたお試し美容液
道端で新作の美容液セットなどを配っているとつい貰いがちだ。
私もそうだった。
とりあえずその日に使おうと思い持ち帰るが、家に帰ると確実に「これは旅行のときに使おう」となる。
そうして数十個も溜まっていた。
そしていざ旅行に行くときはハブラシセットなどを買う流れで、旅行用の美容液セットを買いそれを持っていくのだ。
いつかのコーディネートで使う予定の服
同じ用途の色違いの服たちも「あったら便利なモノ」だ。
私は手放す前に普段着用のシャツを10枚ほど所持しており、すべて色違いだった。
白、黒、水、青、ピンク、赤、紺、えんじ...。
今のコートでは合わないけど、次にコートを買う時に合わせるかもしれないと思っていたシャツたちだ。
いつか合わせようと思ってから3年は経った。
私はコートなどを買う際、毎回そこそこ良いやつを買うので4~5年は着るのだ。
なので少なくともあと2年はそのシャツたちの出番は回ってこない。
というより、シャツたちの中に1軍2軍が存在していて休みの日は1軍しか使われることがない。
なのでいつかコーディネートで使おうと思っているシャツはそもそも2軍で、次のコート買い替え時にコートに合わされるシャツは1軍のシャツたちなのだ。
収納のための収納
これも結構見落としがちだ。
収納する際、収納袋に入れて収納棚に収納する。
文字を見るだけで無駄が多いことに気付くだろう。
収納することが悪いことではなく、収納するのに収納に入れてから収納するのが問題なのだ。
私の場合、収納する際に収納袋に入れてしまうと、そのモノ自体をどの収納に入れたかが分からなくなってしまう。
そして、いざ使おうと思ったときに収納の中にある収納袋を全部開けるハメになるのだ。
収納に収納してから収納すると、いっけん便利そうなのだが実際にはなくても困らないのだ。
いつか使おうは一生使わない
いつか使おうと思ったものは残念ながら
一生使うことはない。
あったら助かると思う時は確かにある。
ただその時は別のモノで代用したり、
本当に必要なら買えばいい。
ただそれだけだ。
実際にあったら便利なモノをほぼ全て手放したが、残しておけばよかったと思ったときは無い。
「本当に必要なら、また買えばいいのだから」