母親が大好きなコーヒー
「あぁおいしい」
こんな風にコーヒーを味わえるようになったのはいつからだろう。
私は幼少期から母親が朝からコーヒー豆を挽き、コーヒーを淹れて飲んでいるのを見て育ってきた。
朝起きてくると香ばしいコーヒーの良いニオイがしてきたのを今でも覚えている。
小さいころの私は、コーヒーって良いニオイなのに「何でこんなに苦いんだろう?」と思っていた。
それでも淹れたてのコーヒーを美味しいと言いながらくつろいでいる母親の映像とニオイは今でも忘れていない。
それから20年余りが経った今、私は朝起きてからコーヒーを淹れている。
私はコーヒー初心者なので、知識はまったくない。
現在は最初から粉と紙のドリッパーがセットになっている”ドリップパック”を買って楽しんでいる。
だがオタク気質の”おかげ”か”せい”か知識を深堀したくなってきた。
そこでコーヒーの本を読むことにした。
「CAFICT コーヒーと暮らす。」
くぼた まりこ著
この本は著者の素敵な写真とともに、普段のコーヒーとの付き合い方やお気に入りの入れ方から始まる。
読みはじめると頭の中で良いニオイがしてきて、あたかも自分の前に美味しいコーヒーが出てきたと思うくらいの想像力をかき立てさせられる。
映像と表現が素晴らしいのだろう。
本を読んでいるだけで、なんか癒されている気さえする。
久しぶりに癒される本に出会った。
今回は電子書籍で買ったが、あまりにも素晴らしい本なので紙の本でじっくり読めばよかったと少し後悔もしている。
そして読み進めるとオススメの道具紹介が始まった。
ドリッパー、フィルター、ミル、器などだ。
紹介されているコーヒーの道具はどれも洗練されていて無駄がない。
非常にカッコイイ心をくすぐるアイテムがとにかく多い。
本を読み進めるうちに、趣味と経験を兼ねて自分で美味しいコーヒーを淹れてみたい。
そんな気持ちが大きく芽生えていた。
ただせっかくミニマルな生活が根付いてきているので、出来ればミニマムな製品で揃えたい。
私は今のところ人に淹れることはないので、1~2人用のサイズで十分だ。
そこで最初に揃えたいアイテムとして、コーヒードリッパーとサーバーが紹介されていた。
この2種類だ。
コーヒーを抽出するドリッパーとコーヒーを溜めるサーバーだ。
いきなり全て揃えると場所をとるのですごく嫌だ。
なのでコーヒーの核となる抽出を担う”ドリッパー”をまずは選ぶことにした。
オススメしているドリッパーは2種類。
Karita製ウェーブドリッパー WDS-155
このドリッパー、私の故郷「新潟県燕市産」Made in TSUBAMEだ。
上質なステンレス製品が有名な燕市だが、まさかココで出会うとは。
見た目はかっこいい。そしてステンレスなので扱いやすそうである。
ウェーブドリッパーとは、ウェーブ状のフィルターを使用して入れるタイプのようだ。
お湯を注いだ際に、コーヒー粉に均一にお湯が行きわたるため安定した味になるという。
コーヒー初心者の私にとって、安定した味のコーヒーを淹れれるのは良いかもしれない。
HARIO製 V60ドリッパー
原産国は日本/中国になっている(詳しく書いてない)
このドリッパーはガラス製だ。
そして木製の台とシリコンの受け皿の3部品で構成されている。
このドリッパーのフィルターはよく見る扇状のフィルターを使うみたいだ。
耐熱ガラスが強いとは言え、ガラスは手入れや扱いがすこし気を使う。
台も木製なので手入れが大変そうな印象。
フィルターに汎用品が使えるのでランニングコストは安く収まりそう。
正直に言おう。
いま記事を書きながらAmazonで注文したw
それはKarita製ウェーブドリッパー。
私自身がMade in TSUBAMEなので、きっと相性がいい。
それに扱いやすそうな方が私の気性にあっている。
合わなければそのときに変えればいい。ただそれだけだ。
これでコーヒーの核となるドリッパーとフィルターを手に入れたので、明日の朝は初めて自分でコーヒーを淹れて飲める。
ひとつずつアイテムを厳選していき、どれがどう良いのかを判別しながら必要なアイテムを揃えていきたい。
またコーヒーを淹れてみたら記事にしたいと思いますよ☕